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| きっかけは人それぞれ |
南部鉄器の伝統を受け継ぐ若手作家綱取さんは昭和39年生まれ。
若手といっても南部鉄器の場合、その多くが30代。皆さんそれぞれ所属する工房は異なりますが、南部鉄器にかけた情熱は、熟年の作家たちに引けをとりません。綱取さんも手づくり村にある虎山工房で、伝統の技術を守りながら、時代のニーズにあった広い世代に受け入れられる製品を日々世に送り出しています。
「もともと作ることは好きでした。でも始めは電気工事関係とかサービス業とか、違う仕事をしていたんですよ。きっかけは人によって、いろいろだと思うんです。始める時期も」と話します。
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| 紆余曲折を経て |
| 盛岡出身ではあるものの、南部鉄器に特別な思い入れがあって職人の道を選んだわけではないいう綱取さん。地元へのこだわりも、当初はなかったそうです。「ガラスがやってみたいと思って、函館行ったこともありました。鋳物も京都とか金沢とか、全国各地に作家さんがいる。チャンスがあればこうでもやってみたい、そんな時期もありました」とのこと。「かっこよく言えば山なんか持って、独りでものを作って食っていけたら、と思っていたんです。でも、世の中そう甘くはないですね」と苦笑する綱取さんですが「今は逆に地元へのこだわりはありますよ」と言い切ります。 |
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心境の変化には、この地に生まれ育ったふたりの子供たちの存在も大きく影響しているそうです。「自分の子供はもちろん、地元の子供たちに鉄の良さとか、伝統工芸の良さを覚えてもらいたいと思うようになりました」 |
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